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投稿時間:2020/10/14
21年度卒業生の就活もうスタート 方向性に新変化

  2020年度大学卒業生の就職活動シーズンがまだ記憶に新しいというのに、最近の数週間、集中的な学校再開からまだそれほど経っていない各大学で、例年より前倒しして21年度卒業生たちの就職活動が始まった。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた「特殊な就職シーズン」が終わったと思ったら、次の「就職戦争」が始まったことになる。「中国青年報」が伝えた。

「就職のためのウォーミングアップマッチ」が前倒し

   復旦大学新聞学院で指導員を務める蔡先生は毎日、学年ごとの連絡グループで秋の求人の最新情報を発信している。メディアの就職情報だけでなく、不動産や銀行などの業界の求人情報も発信し、学生たちに「こうした情報の中に自分に合ったポジションがあるはず」と注意を促している。

  上海外国語大学では、前倒しで始まった就職の準備活動を「就職のためのウォーミングマッチ」と呼んでいる。今年8月には、同大学のプラットフォームを利用して就職先と学生とのオンラインマッチングイベントを開催した。興味深いのは、このイベントの対象が21年度卒業生であることだ。雇用先40機関近くの150近くのポジションを、同大の21年度卒業生の中から募集し、学生から送られた履歴書は1500件に迫ったという。

  21年度卒業生が雇用情勢をよりよく検討・判断し、需要に基づいて就職力を高めるのを支援するため、同大が各業界の専門家を招いて学生のために21年度卒業生向けの就職力向上トレーニングキャンプをオンラインで開催したことだ。キャンプは全部で8タームあって1ヶ月間続き、キャリアプランニング、履歴書、筆記試験、面接試験など就職活動の各段階をカバーする内容で、オンラインでのべ8千人が参加したという。

就職の方向性に新たな変化

  感染症の後に、すべての業界が「就職氷河期」を迎えたわけではない。特殊な環境に直面して、21年度卒業生は「新たな発展チャンス」に特に注目するようになった。今年7月、人的資源・社会保障部(省)が国家市場監督管理総局、国家統計局と共同で9つの新職業を発表し、そのうち5つは「ブロックチェーンプロジェクト技術者」や「インターネットマーケティング担当者」などインターネット関連の職業だった。

  こうした新職業の登場が多くの学生に注目されている。騰訊(テンセント)やバイトダンスのようなネット大手の秋シーズンの求人数は前年よりも大幅に増加した。テンセントが発表したデータでは、21年卒業生を対象とした求人は5千件に上り、総求人数は前年比42%増加する見込みで、テンセントにとって創業以来最大規模の大学への求人でもあるという。バイトダンスの秋シーズンの21年度卒業生への求人は6千件を超え、これは同社の例年同期の求人を上回る数だという。

  ネットだけでなく、医療業界も21年度卒業生にとっての「人気分野」だ。就職情報サイトの前程無憂が大学生向け就職支援サイトの応届生求職網と共同で発表した「2020年中国の優秀大学卒業生の需要と求職報告」によると、バイオ医薬業界の求人件数が増加しており、そして就職活動に対する印象では医学部の卒業生が最もよい印象をもち、「就職が難しい」と感じる人の割合が最も低かったという。

  またこれまで公務員などの仕事に興味を感じなかった学生の多くが、この職業の発展の方向性を改めて考えるようになった。浙江大学コンピューター科学・工学院の大学院生の単林さん(仮名)は取材に対し、「公務員試験を受けてみようと思う。感染症を経験して、より安定した仕事に就きたくなったことが主な理由」と話した。

  まもなく卒業を迎える学生の中には、予測が難しい就職環境に直面して学業を続ける道を選ぶ人もいる。湖南大学情報科学・工学院の学生の李暁雯さん(仮名)は、「これまで学部を卒業したらすぐ働くつもりだったが、感染症の後でやっぱり大学院に進んで就職を先延ばしにした方がいいと思うようになった」という。

  教育機関を選ぶ大学卒業生もここ数年、ますます増えている。しかし感染症の影響により、こうした機関の仕事の「不安定性」があらわになった。杭州の教育機関で求人に関する事務を担当する安雨さん(仮名)は取材に対し、「学生の多くは感染症で仕事を見つけるのが難しくなり、教育機関のハードが相対的に低くなった(から教育機関に就職した)が、定着率は低く、来年の夏休みシーズン前に彼らは離職するだろう」と予想する。

 「人民網日本語版」2020年10月13日から転載。